作品の文体やストーリーの「筆力」で、社会の深層
にある権力や歪んだ仕組みを緻密な取材力で炙り
だし、成長してきた日本の暗い部分や隠れた歴史
の提起を促がしてきた「テーマ」が、庶民=読者の
共感をえるものがあったのだろう。
それは、真っ当に地道に暮らす人々が、正義や
正直さよりズルさがまかり通ってしまう悔しさを覚え、
納得の行かない、不条理や不平等、不当感を、
誰でも少なからず経験してきているからに違いない。
殆どが「代表作」といえようが、とりわけ『沈まぬ太陽』
は15年ほど前の職場では「サラリーマンのバイブル」
の如くだった。
当時、担当していた商品の撮影現場で空き時間、
取引先の担当者が「うーん理不尽」「不当だ」と
憤懣やるかたないと苛立ち、唸りながら読んでいた
のが、『沈まぬ太陽』だった。
ページを捲れば、確かに納得行かぬ世の中の"道理"
に憤りを共有し、取引先との商談の余談でも、この本
が話題になったり、職場の大半が東野圭吾氏の作品
と共に回し読みするブームを起こしていたことを思い出す。
: : :
先ほど安倍首相の記者会見があった。
- 来年4月から消費税引き上げ決定。
織り込み済みの工程である。
虎視眈々とじわじわ国民に「日本の安定の為なら
止む無し」の許容の雰囲気を浸透させてきた。
齎される情報は公平校正に事実を詳らかにして
いたのだろうか?
虎視眈々とじわじわ国民に「日本の安定の為なら
止む無し」の許容の雰囲気を浸透させてきた。
齎される情報は公平校正に事実を詳らかにして
いたのだろうか?
「有識者に意見を聴く」のも形式的。
あのTVタックルで増税はない?と一時見送りへの
可能性も匂わせたが、やはり全てが出来レースだった
と言うことか・・。
有識者に意見を聴くって、そのパフォーマンスのために
謝金も一人一人に出ているというし・・・こうやって無駄
は生まれているのだ。
政治家も行政の人たちも、結局自分達は身を切らない
ではないか。
真に国家財政が厳しいと、携わる者(即ち政治家や
官庁の職員)が心底危機感を持っているならば、
もっと深刻に自分達の待遇を嫌々でも削るだろうに。
そんな切羽詰った緊張感は全く伝わってこない。
彼らの見えざる「財布」を見てみたい。
本当に、国の手順と責任感に納得がいかない。
「国家の財政は大変だ、やりくりできない」なんて、
切迫感をもって国民を丸め込んでいるけど、
果たして彼らの待遇はそのまま野放し?!
被災地の暮らしの回復を優先して欲しい。
福島第一とその周辺の汚染水だけではない環境
とそこで尽力する現場の人たちへの支援は?
大企業しか見ていないお坊ちゃん首相や与党
には、未だ地味に暮らさざるを得ない庶民の
慎ましさは、単なる下界に過ぎないのか?
おかしいだろう!
納得いかないだろう!
理不尽、不平等、不当だろう!
山崎豊子さん、、
安らかに・・と言いたいところだけれど、
今度は緻密に取材することなく、その鋭い洞察
と視点で、文字通り何もかも"お見通し"の天から、
このニッポンで「増税が想定どおり」と、ほくそえむ
者達の本当の「財布」を鋭くあぶりだして貰いたい。
と視点で、文字通り何もかも"お見通し"の天から、
このニッポンで「増税が想定どおり」と、ほくそえむ
者達の本当の「財布」を鋭くあぶりだして貰いたい。
そして、
増税のプロセスについて思うのだ-
「憤懣やるかたない」。
