この春"新調"-<精確>に言えば"更新期限切れ"した-
パスポート、使えるタイミングを漸く10月に見出した。
『イ・サン』、「イ・ソジン」に焦がれ、7年ぶりのSeoul
へ再び-。
'09年のCANADA以来の一人旅。
'10年のドイツ懸賞旅行から丁度3年振り。長いブランク!
LCCの不安を一掃したイースター航空はリピートしたい。
インチョン空港からソウル市内まで出るのに手間取る。
お決まりの空港のインフォメーションで情報収集した為。
何しろ今回は『イ・サン』正祖の縁の地水原の「華城」を
訪れる事が第一の目的。
事前にガイドブックでの詳細情報は十分把握できず、
充実の韓国観光公式サイトに辿り着いたのは、出発
直前だったことも痛かった-。
とりあえず水原駅発の現地ガイドツアーを仮予約。
参加日は生憎正祖の健陵には行かないので躊躇った
ものの、すぐに埋まってしまうため、抑えなくちゃ・・。
ハングルは、これでもか!と繰り返し『イ・サン』などを
みていたお陰で耳の抵抗はないものの、目に飛び込む
それはまさに「記号」以外の何物でもなく、どうにもこう
にも馴染めず苦労した。
: : :
翌日、早速地下鉄で約1時間ちょっと「水原」まで。
出勤ラッシュの中行き着いたその町は、一昔前の日本
の地方町の様な雰囲気。
駅前のガイドツアー集合場所でもあるインフォメーション
で
-華城ガイドツアーで「正祖」の像に立寄るのか?
⇒ 行かない
-平日のツアーでは行かない正祖と父・荘祖(思悼世子)
の墓、隆健陵へは自力で 華城を巡った後いけるか?
⇒ バスで行ける
と抱いていた課題がクリアになり、仮予約のキャンセル。
とても丁寧に流暢な日本語でおじさんが「隆健陵に行く
ときは、八逹門のバス停で46番のバスに乗り運転手に
見せればいい」とハングルで「ユンゴンルン」と書いた
メモを渡してくれた。
かくして、まずは念願の華城へ。
「華城(ファソン)」
城下町、とはこのことか・・・「城」や「宮」の規模を想定して
いたが、「まち」という広範囲さに驚く。
城を取り囲む高低差が激しい城壁沿いを3時間掛けて歩く。
幸い?の好天と温かさで、イージートーンで歩くことに自信
があっても、気軽なハイキングの意気込みでは踏破出来
ない手強さだった。
陽射しが強い中眼下に街を望む景色に励まされながら、
息絶え絶えデジカメ片手に、只管城壁沿いを歩く。
ガイドに殆ど載っていないひっそりと佇む「正祖」の像の
広場でしばし過ごし、当時の「城を守る」緊張感や正祖の
生きた時代に想いを馳せた。
そして、「イ・サン」で登場した武官達の舞うパフォーマンス
も目前で存分に楽しんだ。
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| 華城の入口「八逹門」 |
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正祖肖像画
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正祖の銅像
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開けた地に大きな像。訪れる人は殆どいない。穴場?
華城まで来て、ここを訪れないのは勿体無い!
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「隆健陵(ユンゴンルン)」
八逹門のバス停から、インフォメーション
のおじさんが教えてくれた陵方面のバスに
印籠ほどの力を持つ? メモを見せて乗り込み、
舗装の悪い道を40分ほど耐え、隆健陵に到着。
韓国観光公社公式サイトによると;
(
2009年6月に世界文化遺産登録された)
朝鮮王陵がソウル近郊の緑の豊かな場所に
ある理由は、山でも平野でもない土地=風水的
によいとされる場所とし、陵域(陵墓のある区域)
にしたとか。そして陵域は神聖な空間ゆえ、
周辺の山や地形を利用し他の施設と隔離した。
陵へと続く林道は穏やかだが静寂と
荘厳な雰囲気に満ちていた。
健陵(正祖の墓)は、隆陵よりも遠くそして高地
にあった。
漸く辿り着くも、なんと修繕中・・・。ショック。
一報の隆陵への道はなだらかで緑地では幼稚園
の子供達や家族連れがピクニック気分を楽しんで
いるのどかな光景も。
水原からソウルに戻り・・・:
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一日飲まず食わずの水原 trip だった。夜ご飯に。
チェーン店「キムガネ」の一番人気キンパッ2700w。
具材いっぱい。手軽でいい。 |
翌日は、Seoul の遺産巡り。
先ずは、ローカルに人気というチゲの店で朝食。
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| 勿論小鉢つきのスンドゥブチゲ 4500w。 |
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SUTTON HOTEL裏手に地元に人気のチゲの店。朝8時。
入るのには勇気いる店構え。
でもこの店だけ躊躇なく入ってくる客が多い。 |
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「清渓川」
SUTTON HOTELの目の前。地元の人たちの散歩コース? |
「景福宮(キョンボックン)」
ソウルの五大宮の一つ。朝鮮王朝(1392-1910)の
正宮として600年の歴史。
朝鮮の創始者「太祖・李成桂 (在位1392-1398)」が
1395年(太祖4年)に創建した朝鮮王朝の正宮。
古代東洋の制に倣った全部で3つの大門 (外側の
代表格「光化門」、景福宮全体の大門である「興礼門」、
勤政殿の出入口である「勤政門」)。
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光化門 「全体的に均衡と調和を成し、壮麗な外観を持つ 最も優れた闕門(王宮の門)」と評価されているとか

















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屋敷床下「床暖房」の薪の煙を逃がす煙突。
地下から繋がっている。 |
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日本語のガイドさんのエピソード織り交ぜた楽しい説明に、
当時の王家へ思いを巡らす。
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ムール貝の炊き込みご飯が美味しいとあった韓定食8000w。
でも至極普通、キムチも。(●●の歩き方のコメントって・・) |
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「青受亭」居心地は悪くなく観光客慣れしていてもてなしはいい。
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| あまたCafeある中、魅力あった「PARIS CROISSANT」 |
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この日食べる機会はないのに美味しそうな品々の誘惑に負け、
翌日空港で食べるためと自らを言い聞かせて購入。380W。 |
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光化門前の広場 ここはパワースポットだとか?
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| 景福宮の背後には白岳山(ペックァッサン)? |
当初は、景福宮で朝10時の日本語ツアーの見学し
北村をさくっと通り三清洞でランチ後昌徳宮へ行く
予定だった。
けれど、この日通常の交代式に変わり王朝時代の
催しが行われるとあり、日本語ツアーを終えても尚
名残惜しくて宮内を見て、小走りで北村を通過。
そして三清洞のカフェ通りで、期待が大きすぎた
ランチを取り、再び、小走り(そう私は旅先で殆ど
「歩く」が基本) で昌福宮に戻ってきたのだ。
でも、その甲斐はあった-「イ・サン」に傾倒者には
"食いつき" のひとときだった。
それにしても、滞在中は極めて「晴天」で暑いほど
だったから、水原でもこの日も汗だくっ。
「昌徳宮(チャンドックン)」
1405年景福宮の次に建てられた別宮。
儀式も終わり "王様" を見送くると、「昌徳宮」
へ向かう歩は急ぐ。
既に12時半からの日本語ガイドツアーには
参加できない時間。しかも、風情ある「後苑」も
ガイド付きに限っての入場という規制が・・。
とは言え、十分見応えがあった。
納得のユネスコ世界文化遺産。
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| 祭祀で使用する食べ物を準備した台所・水刺間(スラッカン) |
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| 水刺間(スラッカン)外観 |
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床暖房完備!
厳しい寒さを凌ぐ為、床下に蒔きをくべていたという。 |
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歳月を感じる・・・。
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| 宿泊したホテル。うーん、ふつう・・・。 |
「永豊文庫(ヨンプンムンゴ) 鍾路本店」
本屋で「イ・ソジン」の掲載雑誌を探すのが
今回の旅のもうひとつの目的。
宿泊した「SUTTON HOTEL SEOUL」くの
インフォメーションで教えてもらい閉店間近に
駆け込んだ。
貯蔵数は勿論、フロア全体が洗練された印象。
本のディスプレイがとても美しかった。
日本の大きなブックセンターに比べると、陳列棚
が低い。殆どが目線より下。
そのお陰で余計に見通しよく、空間にゆとりがあり
ずっと居たくなる雰囲気があるのかな?
「イ・ソジン」の表紙の雑誌を警察犬よろしく何度も
雑誌エリアをうろうろしていたので、じっくり見ることが
出来なかったのは悉く残念。
ちなみに地下は文具に関連した洒落た雑貨まで
扱う店やちょっとしたフードコートもあり、ここは、
観光としてみても実に面白い。そして「穴場」である。
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インフォメーション:観光戦略の証?
あちこちにありとっても便利。 |
朝下見をしソウル最後の夜に相応しい店かどうかを
確めたくて近くのインフォメーションで、「この店にいきたい
のだけれど」とガイドブックを指し示すと、「普段よく食事に
行く。おいしいよ」と太鼓判。
「テンジャンイェスルクァ・スル」
鍾路(チョンノ) のごちゃっとした裏通りにある小さな店。
しかし一歩中にはいれば、温かな温もりを感じるに違いない。
扉を開けると、地元のお兄ちゃんたちがワンセグでサッカー
見ながら食事そっちのけで大騒ぎ。
その奥に食事が並んでいないテーブルで4,5人が喋っている-。
家族経営しているらしくそのうちの一人が、席に案内してくれた。
入ってみればゆったり心地よい店の雰囲気に和む。
そしてとても優しく素直な味わいの料理に、お腹もとびきり満足。
インフォメーションのおじさんや隣のワンセグに一喜一憂する
お兄ちゃんたちのテーブルにあった「チジミ」にも惹かれたが、
ガイドブックのお勧め「テンジャンチゲ」7000w。
(この店のメニューは概ね7000-10000wほどと記憶する、
恐るべし!!)
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食べきれぬほどのキムチやナムルの小鉢たちは、
きっと韓国なら当たり前のどの料理にも付く「お通し」なの
だろうけれど、実に美味しい。
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黒米の入ったご飯に臭みのないネギ?か韮?をたっぷり掛け、
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いくらおいしいといってもこのボリュームは十分すぎる、
と一口一口ゆっくり咀嚼しながら漸く食べ尽くしたところに、
お店のお父さんがありがたいことに優しく「もっとキムチ
持ってくる?」とゼスチャーで聞いてくる。
美味しいしもっと食べたいし・・、その心遣いは心底嬉しい。
勿論「是非 !」といいたいところだったが、流石にもう限界っ。
けれど、いやだからこそ ? この店のメニューは全て
制覇したい!と思う。う~んと幸福な"最後の晩餐"だった。
胃と何より心の満足度が高く、日常・旅先の区別
なく心地の良い店ベスト上位に入る魅力的な店だ。
帰国の朝、リムジンバスで朝6時にはインチョン空港に。
まだ閑散としている中、今回唯一美味しそうに感じた
スイーツ、アップルパイをラテと一緒に朝食代わりにした。
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果肉のゴロゴロ感、ジューシーで程よい甘味。
出来立てが食べられたらどれほど美味しかっただろうか?
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静かな人のまばらな空港のカウンターフロアを上から
眺めるのも悪くない。いや、インチョン空港全体がいい。
さすがアジアのハブ空港という風格?
空港内で建物を写真撮りたいと思えたのは初めてだ。
ソウルの街中は、東京に負けぬほどスタバを中心に
Cafeがあったが、この店は廉価でしかも、味もセンスも
なかなかだ。
四方や空港内に店を構えているチェーン店とは知らずに
前の日にアップルパイを買ってしまったのが悔やまれる・・・。
あの豊富な貯蔵を誇る本屋で見つけられなかった
大好きな「イ・ソジン」。
出発ロビーの小さなブックスペース?の本屋の棚に
待っていてくれているとは!!
"正祖"でも「花よりおじいさん」の素の彼でもない、
"御曹司の一面の紳士な彼"を韓国を発つ直前に
"会える"なんて ・・・。
神様、ありがと~。