
鎌倉霊園へ。この時期恒例のお墓参り。
澄み渡る青空の、晴れの日和。
けれど吹く風は強風というよりも豪風(そんな言葉あるのかな?)で、
お線香に点火するのにひときわ苦労した。
お墓の周りを軽く掃除し墓石に水をかけ、お花を供え、お参りした後、
余りに風の勢いが強いため、苦労して点火したお線香の火が気になって、
お線香が終わるまで、墓前に居ることにした。
頭上には青い空に鳶が暴風に流されそうになりつつもバランスをとりながら
上手に同じ位置を維持しようとしていたり旋回したり。
「すごいなぁあのバランス感覚」。
鎌倉霊園に来ると殆ど毎回見られる鳶だが、大抵は青い空に優雅に飛ぶ姿。
この風の逆境下の中での旋回は・・・と至近距離で見ることのできた"野生"の
能力に感心していた。
空を眺めたり、お線香に注意を払っていたりお墓の祖父母と対話しながら、
朝玄米と雑穀を焚いて握ってきたおにぎりを味わっていた。
2度カシャというシャッター音がした。え?周囲のお墓にはだれもいない。
だれ?なんで??
気づくと黒っぽい服装でめがねをかけた中年男。
何ですかと人気のない中では声も掛けづらく、気のせいかもと言い聞かせ、
区画内を歩き去っていく男に質すこともできなかった。
いったい彼は何のために?不気味すぎる。最早どうしようもないけれど、
何とも気持ちが悪い。そして許せない! けれど・・・。
余計に、青い空を見た気分と裏腹な不快感。
・・・・・と、肩を軽く叩かれ、手もとの感覚が変わった。
まさに一瞬の出来事とはこのこと!あぁ!!!
鳶。
おにぎりを奪い取られていた!
あの暴風の中バランスとりながらずっと彼(或いは彼女)は狙っていたのだ。
羽と爪の先こそ当たった気もしたけれど、羽音も気配も全く感じず掠め取とら
れた見事な距離感。
手元の感覚が変わったと同時にバタバタと羽音を聞いたような気がした程度。
あっけにとられ、暫し唖然。
(それにしても鳶にとって玄米雑穀おにぎりはおいしい"獲物"だったのか??)
気持ちが晴れない「とられた」2つの事件。
-鳶に取られた雑穀玄米のおにぎりと不気味な盗撮。
ご先祖様だけが目撃者。

鎌倉霊園から臨む富士山

















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